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メラニンについて深く知る

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メラニンはしみと非常に深い関係を持っている物質です。メラニンができない人というのは存在せず、どのような人にもメラニンは存在します。人種によってそのメラニンのあり方は変わってきますが、それは遺伝的なものや外部環境的なものが深く関与しているといえるでしょう。

メラニンを精製することになる色素細胞、通称メラノサイトは、一般的に皮膚1ミリ平方メートルあたりに1500個ほど存在していると言われています。

体には無数のメラノサイトが存在し、そしてメラニンが生成される環境が揃っていることになります。

メラニンは2種類あり、ユーメラニンとフェオメラニンというものに分けられます。これらは、同じメラニンであっても、その特徴が違うと共に、生成経路も変わってきます。

メラニンができるまで

メラニンのもととなるのはチロシンと呼ばれる物質です。このチロシンについても人の体には必ず存在します。

メラノサイトの中で(正式に言うとメラノサイトの中のメロソームという器官)チロシンからメラニンができることになります。

まずチロシンは、チロシナーゼという酵素によってドーパという物質に変化をします。そしてさらにここにチロシナーゼが加わることで、ドーパキノンという物質に変化をしていきます。

このドーパキノンがユーメラニンと呼ばれるメラニンの元になります。

しかしこの際に、システィンという物質がある場合に限ってフェオメラニンというメラニンが生成されることになります。

単にメラニンと言っても、このようなメカニズムがあり、どのようなメラニンが生成されるかは人種によって変わることになります。(簡単に言ってしまうとシスティンがあるかないかによって変わってきます)

このユーメラニンとフェオメラニンは人種に大きく影響をしていることになりますが、どちらか1つしかないということはありません。あくまでも割合が変わることでの変化になるので、基本的にどのような人種、人であってもこの2つのメラニンは存在しています。

一般的に黒人はユーメラニンが多いとされており、白人はフェオメラニンが多いとされています。ユーメラニンのほうが紫外線に対して効果的に作用することが多いと言われています。

(メラニンの割合の違いは、住んでいる環境の変化によってもっとも適切な状態に進化した結果と考えることもできます。)

肌の色は変えられるのか

メラニンが大きく影響している肌の色を変えていくことは可能なのかどうかという疑問を持つ人はいるかと思います。

日焼けサロンや化粧品によって肌の色を変えることができる方法が増えているため、現実的にはできると言えるでしょう。

しかし、メラニンという視点から見ていくとどうか・・・ということですが、「可能」ではあります。

ハイドロキノンという成分を利用することで、黒い肌を白くすることは可能です。

ですが、このハイドロキノンはメラニンの生成そのものを抑制していくことになります。

メラニンの生成を止めるというのは、身体機能に大きな影響を与えることを忘れてはいけません。

メラニンの機能である、紫外線を吸収する機能、体温を保持する機能を失ってしまうことを重々理解した上で、医師の指導のもと利用をすることが大切です。

(副作用への理解も必須となります)

ハイドロキノンを利用している場合、肌の防御機能が大きく落ちていると考えてください。その上で日焼け止めや、肌のケアをしていくことが必要です。

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